袖丈、身幅、身丈の寸法直し 2


☆、袖丈の寸法直し

袖丈は1尺3寸(約49cm)が標準ですので大体はこの寸法に合わせて仕立てられておりますし既製品はすべて1尺3寸で作られていますが、1尺3寸が標準になったのはここ最近のことですのでリサイクル着物などは1尺3寸以外の寸法も珍しくありません。袖丈は着物の袖の中で長襦袢の袖が多少遊んでいてもダブっていても着用には支障ありせんが、寸法違いがあまりに大きく気になるようでしたらお直しも必要かもしれません。
長襦袢の袖丈を伸ばす場合も本来ならスジ消しが必要となりますが、これも裄の場合と同じで外からは見えない部分ですので専門家によるスジ消しではなくアイロンで消すだけで十分です。

☆、身幅、身丈の寸法直し

着物の身幅は打ち合わせですし、身丈はおはしょりがあり寸法の自由度が高いので寸法直しをすることは余りないと思います。また、身幅も身丈もどちらもほぼ全てバラバラにする必要が有るほどの大手術で反物から仕立てるほどの手間(=費用)がかかりますので(ひょったしたらそれ以上)、よほど思い入れのある着物で大幅に寸法が合わない場合以外はあまりお勧めしません。
また、絵羽物(訪問着や留袖)の場合は標準的な身幅(通常前幅6寸〜6寸5分程度、後幅8寸程度)に合わせて柄が描かれておりますので、スリムな方が身幅が広く感じても柄が一番きれいに繋がるように仕立てるのが一般的なため、柄が合わない状態まで身幅を細くすることは無理です。また、広くする場合も絵羽物は上前の柄がきちんと合うことが前提に作られているため、柄に制約されるので大幅な身幅の変更は大変難しい。
 ただし、これらの説は全て絹の着物に対するもので、ポリエステルの既製品の着物ですとコストを抑えるため極限まで縫い代を少なくしているため寸法を小さくすることはできても伸ばすことはほとんど出来ない。また、ポリエステルの反物から別誂えしたもので縫い代が多く入っていても、合繊は縫った跡のスジや針の後がくっきりと付いていて消えませんので気にする方は寸法出しは諦めたほうが良いと思います。
着物は気軽に寸法直しができるのが良さの一つですが、少しの寸法違いが気になって全て寸法直しをしてしまうと費用もかかってしまうものですので、絶対直す必要がある部分、必ずしも直さなくていい部分などを見極めて呉服店などに依頼してください。


posted by kimono 1 at | きものを楽しむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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