着物の仕立ていろいろ、手縫い・ミシン


 着物は手縫いと固く信じられていましたが、最近はミシン縫いもかなり出回っています、ミシン縫いというと和裁ではあまり聞きなれませんがハイテク仕立てというとああそうということになります。
 ミシン仕立のと云ってもおばちゃんがガチャガチャと縫っているわけではないのです。さて、このミシン仕立ては私と同じように抵抗のある方も多いと思いますが、着物って針と糸で日本人の和裁士がチクチク縫っていくというイメージがこびりついて…。なんとなく抵抗がありました、でも今では手縫いとハイテク仕立てそれぞれに良いところと悪いところがありますので、それを上手く見極めて使い分けるのも賢い着物ファンかなとも思うようになりました。昔からの固定観念に…固まってしまってるんですね、とにかく避けていました。
 ミシン仕立ての一番の難点は手縫いに比べて太い針を使うため、縫った跡は生地に大きな穴が空いてしまいます。ということは寸法直しをしてその縫い目が表に出てしまうような寸法になりますとその穴が見えてしまう場合があること、又、しっかりと縫われているので解くときに非常に手間がかかるということでしょう。
 しっかりと縫われているということは、逆に言えば丈夫な縫製をご希望の場合はメリットとなります。例えば仕事で頻繁に着られるような合繊の着物などですと家庭の洗濯機で洗われることがほとんどだと思いますのでひたすら丈夫な方がいいと思いますし、又、寸法直しをするということもないと思いますのでミシン仕立てがお薦めです。
 逆に言えば、将来的に寸法直しをする可能性があるのであればやはり手縫いでしょう。古い考えと言われるかもしれませんが、布を大切にするという日本人の美学…を感じられて手縫いを推奨いたします。
 ハイテク縫製の良し悪しについては直線部分はミシンですが衿などの微妙な技術を要するところは手縫いにしていることが多いので概ね綺麗に縫製されます。現在の所、変な仕立てをしていたら生き残っていけないので、きちんとしたいい機械を使っているところがほとんどです。ですからミシン仕立て=縫製が悪い。手縫い仕立て=いい仕立て、というわけではないと思います。
 要は使い方等を考えてミシン縫い、手縫い等を選択するのが良いとおもいます。



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