防虫剤について


きものの敵は虫  防虫剤について

 多くの方が心配しておられるようですが、絹の着物の保管には防虫剤はほとんど必要あ りません。ですので私のタンス(着物の保管場所)には一切防 虫剤入れておりません。逆に変な防虫剤を入れてしまうと着物のトラブルの元となります、特にパラジクロロベンゼン系の防虫剤は金箔を変色させることで知られています。金は非常に安定した物質ですので滅多なことでは変色することはないですが、着 物を大切にするあまり用量や注意書きを守らず「多けりゃ大丈夫でしょ」とばかりに大量に使用することで薬剤漬けのようになり黒く変色するのでご注意ください。
また、ほとんどの防虫剤には「他の防虫剤と混ぜないでください」と注意書きが記載さ れていると思います。防虫剤には大きく分けてピレスロイド系、樟脳系、パラジクロロ ベンゼン系、ナフタリン系など4種類があり、これらの組み合わせによっては防虫剤が液 状になり、着物にシミを作る事があります。特にナフタリン系と樟脳系の組み合わ せ、パラジクロロベンゼン系と樟脳系の組み合わせ、パラジクロロベンゼン系とナフタ リン系の組み合わせは相性が悪いので、一緒に入れないことはもちろん、防虫剤を変える時も以前に使っていたものがなくなってもタンスの中に気体で残っている場合があるのでできるだけ防虫剤は変ないようにしましょう。

 又、絹の着物はほとんど虫の被害にあつていません(ただし少数 ながら絹を食べる虫も存在するそうです)。被害に遭うのはウールでして、 ウールの着物は防虫剤を入れ忘れるとあっという間に食われてしまいます。ですのでウールは別に収納するといいでしょう。同でも同じ収納場所に仕舞いたいときにはウールなどカジュアルな着物はタンスの一番下の方に、で きれば絹の着物とは引き出しを分けてウールはウールだけの段に適量の防虫剤と一緒に入れて起きましょう。
絹の着物は頻繁に着るカジュアルなものは防虫剤を入れずに下から、上に 行くに従って滅多に着ないフォーマルなものにしていくのがおすすめです。


posted by kimono 1 at | きもののお手入れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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