和洋折衷のきもの


出先で知り合いの大学生の娘さんから…。

 祖母の箪笥からこの様な柄の羽織?が出てきたのですが…とスマホの写真を見せられて相談を受けました。
最初は着物の上に着ようと思ってたのですが、最近は羽織丈は長く腰が隠れるまでの丈の上、羽織はあまり着ないと着付けの先生に言われどうしようかと…悩んでいますと…。
そしてネットで調べたら最近は洋服の上から着るきもののコーデネートが流行っている様で私もその様に着れるなら着たいと思うと…。
この羽織の色、柄自体はとても気に入っているのでこの羽織に合うインナーの色や柄、ズボンを教えて欲しいです!と問われてエー…私はコーディネートのプロではありません…?、ご普通のきものの知識は多少知って居るだけです、まして洋風のコーディネートの知識は皆無です、返事の仕方が判りません…。

 ただ、昨年末に新富町近くのキャピタル・ホテルから出てきた外国人女性の朱色の絽(冬なのに)の羽織を羽織つた方に会った時に [ワ〜素敵]と姿が見えなくなるまで見送っていたことが有りましたので、「洋風にコーディネートをするのならご自分の感性で表現したらどうですか、又、洋風にアレンジするのであれば中途半場にならないように、人の目やこれまでのしきたりなどに囚われづに大胆に…」と話して終わりました。
その後、彼女の羽織姿を銀座で見掛けました、(1人でしたら声を掛け写真を撮らせてもらえたのに残念)白いトックリシャツに紺のジーヅ、問題の羽織はベージュと赤と紺の小さな葉っぱ模様です、そして袖口からシャツがニューと出ています(笑)、羽織の襟は折らづに広いまま、襟もとに白+ピンクのコサージ(花)です、道行く人が振り返って…見惚れていました、大胆の上にすっきりとして素敵です。
 
 若い方の感性と行動力に拍手と喝采を送ります、どのようは着方でもいいのですよね、いろいろコーディネートをしてきものを楽しんで着用してほしいなーと思います.
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       外国人が羽織を引っかけています

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       この着物…?着物風ワンピース…?布地を体に巻き付け状態で帯は付け帯、袖は筒です。
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自分の寸法を知る 前幅、後ろ幅


自分の寸法を知る

◎ 前幅、後幅

 今回は前幅や後幅です、両方合わせて身幅と言います。
この身幅というもの、一番どうでもいいといえばどうでもいい寸法です。
と言うのは、きものは基本打ち合わせで着るものですから多少の身幅の違いはどうにでもなります。既製品のきものもⅯサイズ、Ⅼサイズの違いは身丈と裄だけで身幅に関しては同じ寸法が同じです。

 とは言え、やはり腰回り110cmある方と90cmの方とはなかなか同じサイズというわけには行きません、それなりの身幅に調整して仕立ます。だいたい標準的な寸法で前幅6寸(約22.7cm)現在では少し広めの6寸5分(cm)が多い、後幅8寸(約30.5cm)となっており、前幅は後幅よりも狭いのが当たり前で、腰回りの大きさによって変えますが、大体前幅を優先して広げてからそれでも足りない場合には少し後幅も広げるといった感じです。
 ただし、一つ注意することは、小紋のきものを購入した時に手持ちのきものを測って店に寸法を伝える場合とマーありえませんが訪問着や留袖などの絵羽物(きものを広げた時に一枚の絵になっているような柄付けのきもの)を測って伝えることはとても違いが出ます。絵羽物は柄が一番きれいに見えるように仕立ているため図によって寸法が多少違うためです。
ですので既存のお着物 自分、母親の着物などを見本にするときは紬や小紋の着物を参考にしましょう。
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リサイクルの着物 裄 A   


◎ リサイクル着物の選び方

着物の裄ついて 1、
 
 まずは基本的なことから、裄とはどこの寸法か…ご存知でしょうか。着物を着慣れない初心者は混同することが多いのですが、洋服でいう袖丈(手の長さ)が着物では裄(ゆき)という寸法になります。
裄のサイズは,リサイクルの着物を購入するには要チエク一番の大事な部分です、身丈はおはしょりがありますし、身幅はある程度自由度がありますが、裄はお端折りなどのように自分で調整できる部分がありません。着物はサイズが多少違ってもそれほど問題なく着られるのがきもののメリットですがこの裄についてはそれはダメで、正確に計る必要があります。
 今回はリサイクル着物ののお話ですので、仕立て上がっている着物の事ですのですが、その寸法だけにとらわれていると選択肢がすごく狭くなりますので、なるべく選択肢を狭くしないように、そして着姿が美しくなるようにお話しをしたいと思います。裄は今では手首のぐりぐりが隠れるぐらいが標準的と云われていますが、この着方は昔に比べて非常に長くなっております。昔は着物が生活に密着しておりましたので今のように皺一つなく着ることはなく、ある程度胸元を開けてゆったりと着る方が一般的でした、昔の着物を今の着方のようにしっかりと衿、身頃を打ち合わせて着ようとするととても短くなります。
 着物初心者の方はご自身の寸法はよくわからないと思いますが、着物の裄について一番気をつけるべき所を守ればそれほど難しいことではありません。その「気をつけるべきところ」とは「長襦袢が着物の袖口から出ないこと」です。ちょっと意外かもしれませんが、着物の寸法は体に合わせるのも重要なのですが、もっと重要なのは長襦袢に合わせる方が大事と言っても過言ではありません。いくら長襦袢が着物の袖口から出なけりゃいい、と言ってもあまりにも合わなさすぎて着物の袖口から10cm以上手首がにょきっと出てるのは美しくはありませんが、そこまでの状態は滅多にありません。通常身長が155cm-160cm程度の一般的な方ですと裄のサイズは65cmから長めに着る方で68cmぐらいでしょうか。63cm-65cm程度ならかなりの選択肢があると思いますので3cm程度短いくらいなら見た目はそれほどおかしくはないですし、リサイクル品ですのである程度寸法が違うことも工夫して楽しんでいただいてもいいと思います。
 唯、1点でもリサイクルのきものをご利用になろうと思われる方は少し控えめの裄寸法を定めると後々のリサイクルのきものの購入選択肢が増えます、私事ですがきもの裄は1尺8寸(68cm)欲しいのですが現状は1尺7寸8分(67,2cm)です、なぜ2分(8o)程短くしているのかと言いますと、私の生まれたの戦中、きものが好きでよく着ていますと叔母達からいろいろなきものを戴く事がありました(昔のきものの生地幅が狭いため)少しでもて裄を短くして…要は選択肢を広げるためです。このようにほんに少しの気遣いで着れるきもののが多くなるのです。

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汚れやすい袖口と、裾にガロンレース


汚れやすい袖口と、裾にガロンレースを

 久しぶりに会った友人がなんだか袖をもそもそと触って居るのを何気なく見ていますと…、
☆「この袖口の汚れが気になって…」と袖口を見せて、「コレ、悉皆に出すと取れるかな…?、 全然ダメ…? 」、
「全然ってことはないでしょうけれど、何千円もかけて…」と
☆「そっか…」
「よほど強い薬品を使えば…?、生地も痛んじゃいますね…」
着ているうちに次第に黒ずんできたような汚れで、はっきり言えば手垢のようなもの。どんな方でも着用すれば、ほんの少しずつ袖口につく汚れです。また裾も地面に近いためにどうしても汚れるのを避けられないものです。水分を弾いて汚れを防止するガード加工でも擦り込むような汚れに対しては全く無能です。
☆「じゃあ、家で水洗いしたらどうかな」
「もうこの長襦袢がどうなってもいいというのでしたら…」
☆「やっぱりお勧めしないよね。水につけたらどうなると思う?」
「ヨレヨレになるかと(笑)。ただ、ちりめんとは違って糸の撚りがそれほど強くないので比較的縮むのは少ないと思いますが、やっぱりヨレヨレになるとおもいます」(本当は試験済み)笑
そこでチョットした手品(笑)昔々にはよく使われていました袖口や裾の保護材、ガロンレース(裾リボン)での補修はどうですか…、本当は汚す前に付けて置くと、袖口や裾が汚れなくていいのです、袖口が汚れたら取り外して洗い、又、取り付けられるからいつでも袖口、裾がきれい。

〇 袖口に取り付ける ガロンレース5色

ただ、このガロンレース(裾リボン)を置いているお店が少ない上、ガロンレース(裾リボン)自体の色数が少ないのが残念です、普段着であれば襦袢に似た色であれば…辛抱、辛抱。

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ひと昔前までは当たり前のように使用していたガロンレース、ただ今はきものが式服やお出かけ着になって、あまり、きものを着ることが少なくなりましたので、このような便利な小物がある事すらご存じない方が多くなりましたが、きものはとにかく、長襦袢には本当に重宝、一度お使いになれば手放すことができなくなりますよ。
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きもの美人 習うより慣れろ


嬉しい便りをいただいて…。

友人の娘さんより是非着物を着たいので着付け教室にゆき、着付けを覚えて居ますと写真入り便りをいただきました。
この娘さんですが、友人の結婚式に行く時に着付けを頼まれて、着物を着つけたことがありました、着物を着ると本当に良くお似合、小さい頃よりのお付き合いですので、お転婆、活発な女児がこんなに素敵な女性になったてと友人(友人が届けてくださいました)と見とれました。
その娘さんよりのお礼の手紙です、「自分で着れれば」と感じたそうです。立ったり座ったり色々大変窮屈に感じましたが、今、着物を着付け、帯を締めると気持ちが引き締まったようでシャキッとしますと書いてあります、あの桜の季節〜ほんの少しの期間で…
頑張ってあいちゃん、又、きもの姿のあいちゃんと一緒にお出かけをお願いしますねー。
 我が家の長男の連れ合いも結婚したての頃(4月)の事ですがきものを一人で着たいと着付け教室に勉強に行きました、教室に通うという事でお正月にお里に帰る時にきものを着て帰ってもらおうと…、小紋のきものを仕立てて送り届けた事がありました、届くとすぐにきものを着て写真を撮り送ってくれました…が玄関前ですがさすが12月末、寒そうに…で、慌ててショールを送ったことが有りました、コート・きもの・帯・長襦袢・下着・小物・草履で皆揃ってると思っていましたので…ショックでした。
 又、折角、勉強したのですからきものを着続無ければ…とおもいます。

 何年か後、息子の従兄弟にあたる甥の結婚式に参列しました時に…、きものの着用は出来ましたが帯が…で、私が着替えを終えるのを傍で待っていました、きものを着る…、難しいことではありません、慣れる事がまず第1です、1回より2回、2回より3回着ることがきもの美人になるコツです。
 きものに慣れる…、それがきものを知ることの唯一の方法(魔法)ですし、きもの美人への第一歩です。
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冬の京都で浴衣を着る観光客


冬の京都で浴衣を着る観光客という記事を読んで

「”冬でも浴衣”の観光客を歓迎する京都の罪」というタイトルで執筆されたもので要約すると、
京都では冬なのに浴衣を着て歩く観光客が多数みかけますが、いかにも安価なド派手は原色の柄、生地はぺらぺらのポリエステルの着物を外国人観光客に着せて、また浴衣なのにボリュームのある帯を合わせて、こういったまがい物を日本の伝統衣装と錯覚してしまうことを危惧しています。あまり詳しく書くと著作権上好ましくないのであとは上のタイトルで検索してご一読ください。
 
 実はこの文章を書いておられるのは外国人。もう一人日本人の名前も書かれているので共同で書かれたものかもしれませんが、おそらくお二人とも着物が大好きなんでしょうね。そしてもちろん日本文化も大切にしたいと思っておられる。それもそのはず、その外国人の方は東洋文化を研究しておられるので東洋、とりわけ日本の文化については我々日本人よりも詳しく、愛情を持っておられるのかもしれません。
 このコラムの筆者は、悪い言い方をすればこのような「まがい物」の着物を着て上っ面の日本文化を体験してその国の文化を分かったような気になり、結局それが文化を破壊してしまうのでは、と主張しておられます。

 確かに京都の観光名所に行くと、冬でもぺらぺらのポリエステルのド派手な安っぽい着物を着た観光客が多数おられて、カメラマンも同行して写真を撮っているのをよく目にします。私からすれば冬でなくても今のこの暖かくなってきた時期でも「寒くないのかなぁ」とは思いますが、たかが外国人観光客の浴衣ぐらいいちいち目くじら立てなくても、と思います。寒そうなのでコートぐらいは着た方がいいんちゃうん?とは思いますが、どうやら話に聞くところによりますとコートもレンタルする店もあるようですが、別料金になっていて、また浴衣の柄に比べてコートはいまいち可愛くなくて、わざわざお金をかけて着物の可愛い柄を隠してしまうのは嫌だ、と敬遠されてしまうようです。そしてだいたい目につくのは一番初めに書いたように大きめの柄のド派手の原色の浴衣で伝統的な着物の「はんなり」「優美」とは少しテイストの違うものが提供されておりますが、これも外国人には淡い上品な柄は敬遠され、力強い色、柄のものが好まれるようです。

 日本での着物体験をとっかかりに日本に親しむ方が増え、そういった方々と一緒に世界の服飾文化や感覚を融合させてこれからのこのグローバルな時代のなかでまた一つ進化していくのもまた興味深いのではないか、と思います。たぶん100年、200年後の着物はまた今とは全く違うものになっているんでしょうね。


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きものの仕舞い方、絹物には防虫剤はいらない


絹には防虫剤 要らない。

棚が直射日光当たらず湿気がこもらないなら大丈夫。
心配なら銀杏の葉やヒノキの精油。絶対ウールとは一緒にしないで分ける。
たまに広げて風とおすくらい。
とにかく絹の大敵は紫外線、陽光、湿気。

畳紙の代わりに風呂敷でも、大丈夫でしょうか?と質問を受けました。
また、棚に本たたみで風呂敷なり畳紙なりで着物1枚づつ包んで防虫剤と乾燥剤もおいて保管しようと考えているのですが、保管方法に問題はありますでしょうか?直射日光は当たらない所です。
香木・香原料が沢山ありますから、着物と一緒に仕舞っています。
白檀、沈香、龍脳は身体の問題に使える為、常に多めにストックがあるのですが、少量持ち歩けば済みますので、残りは葛籠等に分けて入れています。この辺りの香原料は虫が嫌う筈です。
シーズン中、簡単な仕舞い方をしている普段着類には、貰い物の樟脳の木のブロックを入れています。効果があるのか判りませんが。

私の仕舞い方は基本、以下の通りです。

1:湿気を吸う為の和紙、またはシートを底に敷く。
2:着物、帯、小物は本ウコン染の布を必要な大きさに裁断して包む。
(洗い張りから帰って来た時や誂えた時に行うのがベスト)
3:適宜、少しずつ虫干しする。
4:虫干ししている時、包んでいた布もよく洗って日に干す。
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更紗模様


きものや帯の模様としてよく使われる更紗模様

世界を巡る更紗のヘンテコな植物と動物
更紗ってご存知ですか?インド起源の模様でアジアに広まり、その後ヨーロッパなどで製作された柄で着物にも多く採用されており、日本の伝統文様とはまた違った雰囲気の独特のエキゾチックな感じでファンの多い意匠です。更紗という語源には諸説ありまして、wikipediaによりますとインド北西部の港のスラト(Surat)が語源という説が昔から優勢であったけれど現在ではあまり支持されておらず、16世紀末のオランダ人、リンス・ホーテンの『東方案内記』に綿布の名としてsarasoあるいはsarassesという名称があり、これが語源という説もある。
とのことで実際のところその語源はよくわかりません。
さて、この更紗ですが人気の要因の一つとして「描いているのがなんの花かわからない」というものがあります。私自身はあまり好きではない考え方なのですが、写実的に花が描かれているとその季節にしか着ることができないと考える方も一定数おられるので、そういう方にとってはなんの花かわからない=いつ着ても大丈夫、ということで安心して着られるのでしょう。
確かに更紗模様はよくわからない植物や動物が描かれていてそれが逆にエキゾチックな雰囲気を醸し出しているのですが、なぜこんなワケノワカラン柄になったのでしょうか。実はこれには深い歴史があります。これはあくまでも推測ですがもともとインドで作られていた更紗模様は生活に密着していた草花や動物を写実的に描いていたと考えるのが自然でしょう。あえてワケノワカランなんの花かわからないものを描く必然性がないと思いますので。
その後更紗文様は長い時間をかけてシルクロードを伝って中国に入ってきました。当然中国人も今まであった柄とは全く違う柄が中国に入ってきたため、当時の権力者に珍重され次第に中国全体に広がっていきました。そして時は流れ中世の大航海時代を迎え世界中で人間が行き来するようになり、当然のことながら、欧米人はそれまでヨーロッパにあったものとは全く趣の違う柄や形のものに出会うことになり、貿易が盛んに行われることになりました。
ヨーロッパ人からすると東の果ての国から全く見たことのないものがやってくるんですから、それは新し物好きの方にはたまらないものだったでしょう。大金持ちの商人が船乗りを雇って雨や風、嵐に負けずに命の危険を冒して中国やインドまで買い付けにいかせたことと想像します。ヨーロッパでは見たことのないようなものが手に入るし、それをヨーロッパに持って帰れば高値で飛ぶように売れるんですから莫大な費用をかけても、命の危険を冒しても航海に出かける人は後を絶ちません。現代で言えば、遠く離れた星に文明があり、今までの地球人が持っていたものとは全く違うものが地球にもたらされるようになり、そうすると民間のロケットを作る業者が出てきて多少の命の危険を冒してでも他の星に行って貿易しようと考えたようなものでしょうか。おそらく当時はそのぐらいの命の危険と莫大な費用がかかったことと容易に想像できます。
ところが時代が流れると、欧米人は「いちいち買いに行かなくてもこっちで作れるんじゃね?」と思い次第にインドや中国様式のものを真似し始めます。これが一般的に言われる「シノワズリ様式」と言われるもので建物や陶磁器などに中国様式を取り入れて流行しました。そしてもちろん更紗模様なども取り入れられ広まるようになります。
しかしながら、当時はまだヨーロッパと中国、インドの文化交流のパイプは細かった時代ですから一般の人は「China」「India」なる国がどこにあるかもわかりませんし、植物や動物もその地域独特のものが数多くあり、そのほとんどはヨーロッパ人にとっては見たことのないものでした(だからこそ珍重されたのですが)。
一応表面上は真似をしようとしますが、なにせ全く見たことのない草花や動物の柄ですから何がなんやらわかりません。「こんな動物、本当にいるのかなあ」なんて思いながら一所懸命真似て柄付けしたことでしょう。たまにいい加減な職人がいてクチバシを伸ばしたり、手を抜いて花びらを少なく描いたりというようなこともしたかもしれません。
作る方は柄の元になった動植物がわからないし、買う方もわからないし、かくしてヨーロッパ人のテイストが多少入ったヘンテコな動物や草花の柄が出来上がったの
ご自身がわからないから、どうしても間違いが多くなり、またその間違いに気付くこともできなかったのです。おそらく当時のヨーロッパ人も同じような感じだったと推測します。
また、浴衣の季節になります。中国製のものが多々販売されておりますが中国製ってなんとなくすぐにわかるんですよね。柄はおそらく日本で考えられていると思うのですが、中国の職人さんが作っているのか色が全体的にキツく見えてしまいます。やはりいくら色を指定してその通りに作ってもらおうとしても、どうしても中国人が生まれた時から親しんできた色彩感覚に似てくるようで全体的に中国っぽい色合いになってしまいます。
それと同じでヨーロッパ人が作ったものはいくら中国のものを真似てもどうしてもヨーロッパテイストが醸し出されるため、またそれを面白がって中国人が輸入して、それがまた日本に入ってきてこれまた日本人もその更紗模様を真似て結局のところワケノワカラン植物や動物が描かれたエキゾチックな更紗模様が出来上がり、現代の私たちに受け継がれているのです。
人と人の交流が生まれると文化も交流して、柄も世界中を駆け巡ります。もし更紗模様着物や帯をお持ちでしたらお召しになる時に数百年前の大航海時代に思いを馳せるのも面白いかもしれませんね。
更紗模様とひとくくりに言いますが本当に色々な色柄が有りますのでご自分に合う物をよく見極めて着物や帯に取り入れ楽しんでください。


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きものの仲人現れる


きものの仲人

 本当にリサイクル店は雨後のタケノコのようにあらこちらに顔を出だしてます、また、ネットの中も同様です。皆さん頭が良いのですねー、考えられないような店が出現しました、

 リサイクルの着物の仲人(仲介)が無料、現在、身に周りの整理中で一番困っているのは嵩高いきもの、以前から百貨店に入って居るリサイクル委託のお店に販売をお願いして、いい加減始末をしましたが、やはり女性です、無駄とはわかって居ますが、コレ〇〇の時の着たきもの、とか私好みで…とかで手放のが惜しく、体は一つなのに…とか思いながら…、その上、最近、幾年もの取引で、慣れが出てきて勝手に値下をすることも有り、このお店に預けることを止めにしました。

 そこえ、我が住まいの近くのきものクリーニング株式会社と云うお店を見掛た、兵庫、大阪、愛知、そして東京に店を展開をするお店です。
水天宮にお参りの帰途、アレ、と気にはなって居たのですが、今回この店のニュースレターを通りががりに目にして、拝借ちょっと目を通しました所、「きもの仲人さん」を始めました。それなんですか…?、で読んでみると、「誰かに着てほしい」と云う方から「きものを探している」と云う方に紹介する点。着物の譲り受け無料仲介サービス…???、手間の掛かるきものの仲介が無料とは…なぜ?。
いずれも、お気に入りで、汚れもありませんが、惜しい、惜しいと思うている内に歳を取り、息子しか持たない年寄は切羽つまり…また、最近処分を考えていましたので試しに名古屋帯、きものをお店に持ち込みました。

 無料で仲介して手間、暇を取るだけで…?でしたが、お店の説明で納得できました。要は仲介手数料は無料ですが、預かった商品をすべてこのお店の商売であるお手入れ(クリーニング)を施すこれが御店の収益です。
 勿論、受託品の値段+お手入れ代が売値という事です。お求めの方にとってすべてクリーニングの終わったきれいな品を受け取れる…大きな利点がありますが、受託商品のお値段はクリーニング代と同じくらいで、そう高くは有りませんのでお気に入りを見つけた方にはラッキーな取引と思いますが、委託する方には処分したい品が売れればいいのですが期限6か月で売れなければ不要と思い手放して処分をしたい品にクリーニング代を払い引き取るリスクが有ります。

 でも、いろいろなリサイクルショップが有りますが、このお店の無料仲人と云うキャッチフレーズ、そして販売方法を考えた方は頭がいいなー、ご立派…ですねー。
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半襟のつけ方


衿の付け方

 着付けをしてくださる美容院でも呉服店でも、基本的には「半衿」を縫ってくださることはありません。これは、着物を管理する側が事前に付けるものなんです。勿論、出来なければお願いする場合もあるでしょうが、別途料金となります。慣れれば難しいことではありません。まずは、やってみましょう!

1. 半衿、針(縫い針・まち針)、絹糸、糸切り挟み、襟芯、そして長襦袢が、最低限度必要なものです。 ポイントは「絹糸」。確かに絹糸は強度が弱いですが、綿糸や合成繊維の糸よりも細くて繊細ですから、絹糸を用意しましょう。
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2. コツをつかめば簡単!半衿の付け方

まずは、長襦袢や半衿にシワが付いている場合、アイロンをかけましょう。その際はしっかり「あて布」をすることを忘れずに。
半衿を内側に1pほど折り、長襦袢の表にセットします。背中心をしっかり合わせて、まち針で留め、右端から縫い始めましょう。半襟の付け初め、付け終わりは細かく(着付け時にひっぱられるので)
次は、長襦袢を裏返しにして長襦袢の衿を覆うように半襟を折って、まち針で留め、左手で長襦袢の衿を持ちながら、右端からまつり縫いをして下さい。
ここはざくざくと縫って大丈夫です。半衿は何度も洗って付け直すので、細かく縫わない方がお薦めでしょう。中心や衿肩あき等、ポイントは細かく縫いましょう。
カーブの場所は、布を引っ張らず、少しつりぎみに縫うと上手に仕上がります。
着付け時に衿芯を入れるので、衿芯の幅は確保しなければいけません。 1p以上内側に折ってしまっては、衿芯が入らないかも。
これで衿付けは無事終了です。

3.それでも縫い付けるのができないという方は…

(1)両面テープでつける
縫物が苦手な人は、両面テープで半衿を付けることも可能です。 長襦袢の衿部分に両面テープを貼って下さい。半衿を縫う時と同じく、半衿を1cmくらい内側に折って両面テープに貼り付けます。 次に衿芯を置いて、衿芯と長襦袢の衿を覆うように半衿を折り、また両面テープで長襦袢と半衿をくっつけて出来上がり。簡単です。 ただし、両面テープは何度も使うと粘着力が落ちてきます。長襦袢に残った粘着力の落ちたテープを剥がすのが、実は大変ですから、ご注意ください。
 
(2)ファスナー式などの簡易的な半衿を選ぶ
今はファスナーで取りつける半衿も出てきました。確かに付けるのは簡単。種類も冠婚葬祭用のフォーマルタイプから、可愛い刺繍の入った品と多岐に渡っていて便利です。 問題は、メーカー毎にファスナーが違うこと。ファスナーが違うと、長襦袢に半衿が付けられませんから、購入する際は、必ず長襦袢のメーカーと同じ会社の半衿を選びましょう。
まとめ
着物を着る際に、半衿付けは避けて通れません。汚れたら勿論、着物の格によっても半衿を交換しなくてはいけないからです。慣れたら10分の作業でも、最初は30分以上掛るかも知れませんね。上手になるには、yb回数を体験するしかありません。 スッキリした衿元は、着物姿を美しくさせてくれます。継続は力、頑張りましょう。
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