注意事項 汗は早めが肝心です


5月も中半となり、そろそろと夏が近づいてきましたね。
 お着物は、袷から単衣に変わる季節です。秋まで仕舞われる前に、シミなどがないか点検してからタンスに入れてください。
 もしシミを発見したら、早めに染み抜きを行うことをオススメいたします。付いただけのシミであれば落としやすいので、手間仕事も少なくて済みますので、結果的に染み抜き料金も安くなります。
 そして、衿や袖口、胸元などは汗をかいている場合が多いので、汗抜きを行なってから保管されるととても安心です。
 そうすれば、保管中に大切なお着物の衿や袖口などが黄ばんで…と防げます。
一寸の気配りで次の着用時に気持ちよく装うことが出来ますので是非共汗に注意をしてください


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和服へのガード加工の可否は…。


◎ ガード加工は特性を理解して賢く利用しましょう。

 以前からいろいろと取り上げられているガード加工ですが、このガード加工、意外と正しく理解をなさる方が少なくて誤解されていること、過信されていることが多々ありますので、メリットとデメリットを理解した上でご自身の着物ライフに合うかどうかで検討して加工するかしないかを選択してくださいね。
 ところで、様々な着物や帯、ひいては祇園祭の鉾の飾りの緞帳などにも加工できるガード加工ですが、皆さんはどのような印象を持たれていますか…?

 まずは手始めにガード加工は簡単に言うと、加工会社によって多少の違いがありますがフッ素コートが主な原理です。フッ素というのは元素的に安定した物質であり、安定した物質ということは他の分子などと結合しないということ。ということは他の物質が付着しにくい=汚れないというわけです。車の塗装を守るためにフッ素コートをすると水玉がコロコロと転がっていきますよね、あれと同じです。
 元々は祇園祭の緞帳などを雨やほこりからなどから守るために作られたと聞いております、しかしながらそういった緞帳など貴重なものにも加工されていることは確かで繊維に対する加工に一定の信頼度はあると云う事です。
 でも、着物関係の掲示板を見ているとやはり大切な着物に化学的な加工をしてしまうということで敬遠されていることが多いですし、もう一つ言うと風合いが変わるなどの書き込みも散見されます。確かに何となく絹の風合いが少し変わってしまうような気がしますが…?、実際のところどうでしょうか…?。なのでメリット、デメリットを良く考えて利用したいと思います。

〇 デメリット
 まず、加工することによって生地が固くなるかどうかというと、結論を云うと正確に固くなると思われます。多分普通の方が触ってみてもわからないでしょう。毎日のように着物を着ている私でも触っただけではわからず、頼みの綱は衿先に付いている小さな「加工済み」というタグでようやく分かるといった具合でしょうか(加工会社にかかわらず、ほとんどの会社は加工済みタグを付けます)。仕立屋さんでもかなりの枚数を縫ってきた方がようやく「これガード加工してるの?ちょっと固かったね」というレベルです。もちろん指先に敏感な職人さんや悉皆屋さんにすればは簡単に区別が付くのではないかと思いますが。
 また、加工会社は「効果は半永久的」といいますが、着る頻度によってはかなり短い間で効果はなくなりますので、この「半永久的」というのはめったに着ない着物での話で実際、私の着物にもガード加工をしておりますが、頻繁に着るので1年半程度で袖や衿元などよく擦れる部分は効果が無くなってしまいます。
 汚れをはじく、という宣伝文句も着物を着ていてガード加工が効果を発揮する汚れなんてのは実際には意外と少ないんです。着物を着ていて一番汚れるのは袖口や衿山のこすりつける汚れなんですが、そういった類の汚れはガード加工してもなかなか防ぐことはできません。基本的にガード加工は水分の多い汚れを弾いてしまうという効果なので、粘着性の高い食品などが着物についたときには、こういう時にはガード加工をしたかどうかにかかわらず、慌てず触らず専門家に依頼するのが最善です、慌てて拭いたりすると糸と糸の間に汚れを擦りつけてねじ込むことになってしまいます。
 最後に染め替えが出来ないらしい…ということ。「らしい」というのは加工会社は「ちゃんと加工を落とす薬品もあるので問題無いですよ」といいますが、実のところ私自身は判りません、ガード加工をした着物を染替した経験はありませんので、加工会社の言うように完全に問題なく染まるのか判断が付きません

〇 メリット
 たぶん今までの説明で「ガード加工なんてあかんやん!必要ないやん!」と思ってしまったと思いますが、
加工のメリットの筆頭はとにかく手入れが簡単ということ。たいていのガード加工の会社は自
社のガード加工をした着物はシミ抜きが無料、またはかかったとしても1000円〜10002000円程度。この辺は加工の窓口となる呉服専門店にもよりますが格安で対応できることは確かです。
 ちょっとした衿のファンデーションの汚れや食事の時のソースを飛ばした時に数千円もかかる着物の染み抜きの現状を考えると、十分元が取れる価格設定ではないかと思います。
 私は常々思っているんですが、自分の着物を着てお出かけしてシミ抜きが何千円〜1万円もかかるなんて、普通に着物を日常着にしようとするならばそんなに費用がかかるのは全くダメですね。全く衣服として完成されてない。人間は生きている以上、汗はかくし外を歩けばホコリもかぶるんですよ。悉皆屋さんの苦労もわかった上であえて消費者視点のみから言うならば、洋服のクリーニング代と同等とまでは難しいかもしれない
けれどそれに近い程度のメンテ費用であって欲しいです。
 それよりも食事などでいちいち気を使うことなく気楽に食事を出来るほうが楽しいです。もちろん生地の風合いを楽しみたいいざり機の重要無形文化財レベルの結城紬などを加工するのは躊躇しますけどね…。
 ごく一般的な着物に加工するのは私としてはお薦めという事です。


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ビックリ…両面テープで半襟が付けられる。


 ビックリです、同じ住居に住まう元芸者という方に教えていただきました。手軽に…
 半襟を付ける…、襟元は汚れいやすい。
 半衿は着物を着る時には長襦袢や着物を皮脂やフアンデイションより保護するために絶対必要なのです。そもそも針と糸を持つのが苦手、半衿を縫い付けている時間がない、というケースにはピッタリの方法が着付け用専用両面テープです
◎ 両面テープで半襟を付ける
1、着物の衿幅の長さに半衿を合わせます
2、着物の外側から、両面テープを端から端まで貼り付けその上に半衿を貼ります
3 着物の内側から、両面テープを端から端まで貼り付け半衿を貼ります
6. 最後に衿芯を通します
 本当に簡単なのです…、でもやはり上手に半襟を取り付けるには慣れ(回数)です。


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きものの染色補正について


 大切なきものの色抜けなどで悲しい、悔しい思いをすることがあります。このような時にお世話になるのが染色補正士です。
染色補正の歴史
 染色補正は、約280年前、享保14年、第114代中御門天皇の代に、朝廷をはじめ、公家、女官の着用する礼服など染織品の御用を承っていた御所出入りの業者が、染色工程上発生する汚点または難点を除去し 納品の完全を期するために調整方を設けて処理する必要から発達しまし、当時は御手入師と呼ばれました。
 これを契機として、呉服問屋、専門店等から調整の依頼が多くなり、いろいろな派が出現しました。
このように我が国染色文化と歴史の中で磨かれた技法が代々継承されて染織界に大きく貢献してきたましたが、近代にいたって 繊維製品の発達、染料等の進歩に伴いこれに対応して伝承されてきた技法に加え、さらに高度な学理的専門知識の必要が生じ、職業訓練校の設置、 国家技能検定の実施等技能者養成に力を注いで業種も「染色補正」と国家から表され多数の技能士が誕生し、業界で消費者の要望にお応え活躍しています。
一般衣服の加工途次、管理保管中あるいは消費者の着用後の処理など、染色の不備または月日の経過によって自然的、人為的に 汚損の生じることは、染織品の避けることのできない宿命といわれています。
 染色補正とは、これら一旦損傷した染織品の生命力を延ばすために、特別な技術をほどこし、経済的価値を復元するきものの治療医学というべき手当で、染色分野における欠くことのできない重要な技術です。
 染色補正技能士とは…、技能検定に合格しないと名乗ることはできない名称独占資格です。

 以上のように染色補正技能士の方により、私たちの保管、着用後の色抜けなどの処理(修理)が的確になされますので、これ…?と思うと早く専門家に相談をすることをお勧め。
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胴裏の黄ばみ 取り換え


 胴裏の黄ばみ
 基本的にお着物の裏地である胴裏は、白い物が多い(羽裏は除く)のですが、時間の経過と共に、黄ばみ(黄変)が発生することがあります。黄ばみの状態には、大まかに分けて三種類あります。
◎ 全体的にうっすら黄ばんでいる状態。
 絹は、元々真っ白ではなく、精練(せいれん)という作業によって、ご存知の白さになります。絹の白さは、いわば漂白して強制的に白くしている状態なので、時間の経過と共に、空気中の酸素と結合して、元の黄色みを帯びた色に戻ってしまいます。(酸化黄変)この状態の場合は、見た目にはあまり良くありませんが、表地に悪影響を与えることはありませんので、そのままても特に問題はありません。
 現在胴裏用生地は、黄変防止加工を施してあることが多く、急激に黄ばむことはないのです。
◎ 斑点のような黄変が所々発生している状態。
 明らかにシミのような状態で、斑点のように胴裏にシミが発生している場合、元々の原因は、カビである可能性が非常に高い。カビの発生直後は目に見えない状態だったのですが、時間の経過と共に、カビのシミが変化して生地を黄変させた状態です。
このような場合、カビの菌がまだ潜んでいる可能性もありますので、時間の経過と共に表地への悪影響も懸念されますので、出来れば、胴裏を新しい物に取り替えがおすすめ。
◎ 全体的に濃い黄色もしくは茶色に変色している状態です。
 昔(今でもあるりますが)の胴裏の生地の中には、目方を重くするために、増量剤という一種の糊を含ませている物があり、そのような生地の場合、その増量剤自体が激しく酸化黄変を起こし、生地自体も変色させます。しかもこの場合の変色は、かなりの確率で表地に悪影響を与えますので出来るだけ早く胴裏の交換をオススメ。変色が裏地で留まっている間は生地の交換で解決するのですが、悲しいことですが表地に影響を及ぼした場合、状態によっては元に戻せないこともあります。しかも、増量剤によって変色している場合、染み抜きなどで濡らすと、黄ばみが表地に移りますし、又、汗をかかれても、表地に移ります。
 裏地の交換作業ですが、お着物の胴裏交換は、胴裏地+仕立て(お直し代)がかかります。もしお着物に少しでも汚れ等がある場合、洗い張りをしてきれいに仕立て直しをするのも1つの方法です。
 胴裏の取り換えは思ったほど簡単安価ではありませんし、表地にシミが移っている場合もありますので…。


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きものクリーニング、安いばかりが良いとは限らない


 着物のクリーニング料金に上下の開きがあります?同じ事であれば、絶対に料金が安い方が良いに決まってますよねー。
 所で「手間賃仕事」て言葉はご存知でしょうか?これ人の手で手間暇かけた作業工程で、その手間に応じた料金仕事のことです。
 着物のクリーニングや染み抜きという仕事は、まさにこの「手間賃仕事」、なぜ、同じ手間賃仕事なのに、安く出来るお店があるのでしょうか?
 着物クリーニングや染み抜きは、ご存知の通り機械化出来る部分はほとんどありません。では、激安料金のお店はどうやれば安くすることが…?。
 そう、まことに悲しい事実ですが、手間賃仕事である着物クリーニングで、激安とも言えるような料金で利益を得るには、お着物を綺麗にするためにかける手間を省くしかないんです。
「着物をクリーニング(丸洗い)に出したのに、衿や袖口の汚れの落ちが…?」そんな苦い経験をされた方はいらっしゃいませんか?
 着物を綺麗にするためのクリーニングなのに、どうして…?、それは、「下洗い」という作業の有無です。着物を着用された際は、衿と袖口がどうしても汚れてしまいます。原因は、ファンデーションや皮脂汚れ、汗など。
 これらの汚れのうち、汗以外は、軽いものであれば、丸洗いだけでも落ちますが、ある程度濃い目に付くと、部分的に汚れを落とす必要がありますので全体を洗うだけでは汚れが残ってしまいます。、
 さらに、汗の場合、クリーニングだけでは全く落ちないのですので着物のクリーニングに誇りを持っている業者は、クリーニングを行う前に、手作業で汚れや汗を落とします。それが、「下洗い」の作業です。この作業を行なっておくと、汚れが残りませんし、汗による経年劣化もかなり起こりにくくなります。
 お着物の衿や袖口の汚れがほとんど落ちずに仕上がってくる業者は、お着物を業務用の洗濯機に放り込んでボタンを押して、あとはアイロンをかけているだけです。
こうゆう手間が激安店の現状です。
 きものクリーニングは巨大な洗濯機のような機械で、水ではなく、着物専用のクリーニング溶剤液で洗っています。1回洗い、2回洗い、3回洗いとお店によって違いが在ります。
 クリーニングの工程において、溶剤液を新しい物に入れ替えながら1回だったり2回、3回だったりと洗って、着物の汚れを綺麗に落とすします。そして仕上げのアイロンかけて終了です。
 いかがですか着物クリーニングのいろいろ…まずは信頼のおけるお店を持つことが1番でしょう。








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きものの着用時の汗シミ…?。


きもの着用時の汗シミは丸洗い、クリーニングだけでは汗は落とせませんから注意です。
 着物は季節の変わり目に応じて装いを変えるますが、平均気温の上昇などで、着用時に年中汗をかく可能性が高くなります。
 着物でも洋服でも、汗をかいた後の始末は基本的には同じですが、洋服は洗濯をすれば良いのであまり気にしなくても良いのですが、着物は洗濯が出来ませんので、汗をかいた場合、何らかの手当を行う必要があります。
 さて、汗とは…? 物の本によれば 汗(あせ)とは、哺乳類が皮膚の汗腺から分泌する液体でおよそ99%が水である、さまざまな溶解固形物(主に塩化物)o-クレゾール、p-クレゾール、および少量の尿素などの化学物質もしくは芳香化合物も含まれているそうです。
 99%は水とのことなので、そのまま乾かしてしまえば大丈夫なように思えるんですが、残り1%の物質が、着物にとってはとんでもなく悪者なんです。
 長年仕舞っておいたお着物の衿や胸あたりが、黄色く変色していることがあります。あなた自身しまったと感じたことはありませんか…?。
 あれは汗の中に変色させる成分が残留していて、経年共にに生地と染色を変色させてしまった状態なんです。
軽度のものであれば、元に戻せますが、状態や色目によっては、元には戻せない場合もあり、非常にやっかいなシミなんです。場合によっては、修復不可能ということもあります。このような悲劇を防ぐには、どうしたら良いのか?
 よくシーズンオフになると、お着物を仕舞う前に、丸洗い(クリーニング)をと云うきもの丸洗いの広告が
出てきます。外気には、クルマの排気ガスや、ホコリ、などが浮遊しており、着物を着て外出すると、どうしてもそのような汚れが蓄積されます。そのような汚れに対しては、クリーニングというのは非常に効果的なので、
毎回着用後にする必要はありませんが、何回か着用されたら、とか、シーズンオフにクリーニングをされた方が、後々のメンテナンスの費用もかからないから正解と思います。
 でもメリットのある着物の丸洗い(クリーニング)ですが、やはりきもの丸洗いクリーニングにも万全と云うことはありません、苦手とする分野があります。それは、「水性のシミや変色したシミについては、ほとんど効果がないという事です。
 汗というのは、99%が水分です。残りの1%の悪者も、水分に含まれている状態ですので、水性の成分となります。とう云う事は、つまり、「丸洗い・クリーニングだけでは、汗は落とせない」という云う事になります。では、汗をかいた後はどうしたら良いのか?ということになりますが、効果的な方法があります。それは、「汗抜き」という染み抜きの作業です。汗抜きという作業は、お着物の汗をかかれた部分を、目で確認出来る部分はもちろん、その他の目には見えなくても、経験から汗の残留が予想される部分について、水を使って汗の残留成分を染み抜きする作業です。この作業をきっちり行なっておけば、汗によるお着物の変色を、かなりの確率で防ぐことが出来ます。
貴女ががお着物のお手入れを依頼されるお店はいろいろあると思いますが、お店に「汗抜きは出来ますか?」と問い合わせてみてください。曖昧な返事しか返って来ないようなお店は・・
汗をかいた、汗をかいたように思うという場合は、まずは汗抜きという作業を依頼してみてくださいね

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きもののガード加工の可否、メリット、デメリット


 様々な着物や帯、そして祇園祭の鉾の飾りの緞帳などにも加工できるガード加工ですが、皆さんはどういう印象を持でしょうか…?
 ガード加工の仕組みは簡単に言うとフッ素加工です、フッ素という元素的にすごく安定した物質であり、他の分子と結合しないということ。結合しないということは他の物質が付着しにくい=汚れないというわけです。
 あの貴重な祇園祭の緞帳などを加工もされているガード加工ですので信頼はできます。とは言うものの、きもの関係者のいろんな色んなお話で敬遠されていることが多いようで確かに何となく絹の風合いが無くなってしまうような気がしますが…。
 きものや帯のガード加工はメリットとデメリットを理解した上でご自身の着物ライフに即して加工する、しなを選択したいと思います。
◎ メリット
 メリットの筆頭はとにかく手入れが簡単ということ。たいていのガード加工の会社は自社のガード加工をした着物はシミ抜きが無料、またはかかったとしても1000円〜2000円程度。ただ加工の窓口となる呉服専門店にもよりますので一概に値段は言えませんが格安で対応できることは確かです。
少しの衿のファンデーションの汚れや食事の時のソースに数千円もかかってしまう着物の染み抜きの現状を考えると、おそらく2〜3回ぐらい染み抜きに出せば十分元が取れる価格設定ではないかと思います。
◎ デメリット
 1番に言われるのが加工することによって生地が固くなるかどうかというと、結論から言うと固くなります。
ただこの生地が固くなるという感じをほとんどの方は判らないとと思います、もちろん指先に敏感なセンサーを持っている織職人さんや悉皆屋は簡単に区別が付くと思います。のでガード加工のある品は我々素人には小さな「加工済み」で見分けをいています(ほとんどの会社は加工済みタグを付けます)。
また、加工会社は「効果は半永久的」といいますが、着る頻度によってはかなり短い間で効果はなくなりますので、この「半永久的」のも?です。そして着物を着ていて一番汚れるのは袖口や衿山の部分の擦り付けによる汚れでそういった類の汚れはガード加工してようがしてなかろうが防ぐことはできません。
 又、最後に染め替えがむつかしいということ。業界では「ちゃんと加工を落とす薬品もあるので問題無いですよ」といいますが、実のところちょっと?です。
 現実として、あまりお着物をお召しでない方には、重要無形文化財レベルの結城とか宮古上布とかはガード加工するのはもったいないような気になりますが、ごく一般的な着物に加工するのはお薦めです。
 私事ですがガード加工は致しません、確かにお手入れの料金にはですが着物のお手入れでこじれる事があり、手直しもむつかしいので、出来るだけシーズン中に着通しシーズンの終わりに洗い張り、お仕立てをします。ただ帯に関しては物により加工を施しています。
 さて最後に メリット、デメリットをよく考えて、自分の着物ライフを考えた上で加工するかどうか選択するといいでしょう。


























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きものの黄ばみ考


 着物の胴裏の黄ばみについてのお話です。基本的にお着物の裏地である胴裏は、白物(羽裏は違いますけど)のでが、時間の経過と共に、黄ばみ(黄変)が発生します。
 黄ばみの状態には、大まかに分けて三種類あります
・ 一つ目が、全体的にうっすら黄ばんでいる状態。
 絹は、元々真っ白ではなく精練(せいれん)という作業を経て、皆さんがご存知の白さになります。絹の白さは、いわば漂白して強制的に白くしている状態なので、時間の経過と共に、空気中の酸素と結合して、元の黄色みを帯びた色に戻っていこうとします。(酸化黄変)この状態の場合は、見た目にはあまり良くありませんが、
急激に表地に悪影響を与えることはありませんので、そのままにしておいても特に問題はありません。
又、現在流通している胴裏用生地は、黄変防止加工を施して有ることが多く、急激に黄ばむことはないです。
・ 二つ目は、斑点のような黄変が所々発生している状態。
 明らかにシミのような状態で、斑点のように胴裏にシミが発生している場合は原因は、カビである可能性が非常に高いです。おそらく、カビの発生直後は目に見えない状態だったのですが、時間の経過と共に、カビのシミが変化して生地を黄変させた状態です。
このような場合、カビの菌がまだ潜んでいる可能性もありますし、さらなる時間の経過と共に表地への悪影響も懸念されますので、出来れば、胴裏を新しい物に取り替える方が良いと思います。
・ 三つ目は、全体的に濃い黄色もしくは茶色に変色している状態です。
 このような状態がなぜ起こるかと言いますと、昔(今でもありますが)の胴裏の生地の中には、目方を重くする(上物に見せる)ために、増量剤という一種の糊を含ませてます、そのような生地の場合、その増量剤自体が激しく酸化黄変を起こし、生地自体も変色させてします。しかもこの場合の変色は、かなりの確率で表地に悪影響を与えます、こうなってしまうと、手当はありません、出来るだけ早く胴裏の交換をお願いします。
 変色が裏地で留まっている間は生地の交換で解決するのですが、表地に影響を及ぼした場合、状態によっては元に戻せないこともあります。しかも、増量剤によって変色している場合、染み抜きなどで濡らすと、黄ばみが表地に移ったりしますし汗をかかれても、表地に移ります。
 いろんな品がありますがいづれにしても自分に合ったお店(悉皆店)を見つけることが大切です。

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古い(何十年前)シミ・黄ばみは直るのか…?。


 よくあるのですが着物好きの人と話していて、古い(何十年も前の)シミ・変色したシミは直るのか?と云う話が出ます、 確かに、変色してしまったシミが落ちるのかどうか、当然の疑問だと思います。
 まず、シミは大きく分けて二つに分かれます。一つは、単に何かが付いてシミになっているだけの状態。この状態のシミは、ほとんどの場合、生地を傷めたりすることなく落とせます。(ただし、インクや墨汁などが大量に付着した場合、落ちないことがあります。)
 もう一つは、シミが付いてから長い時間が経ち、生地や染色した色を変色てしまっている状態です。この状態のシミは、前述の付いただけのシミよりも難易度が格段に上がります。店でご相談された際に、古いシミや変色したシミは「直らない」と断られてしまうことが非常に多いようです。 では、古かったり変色してしまったシミは直らないのでしょうか…?いえ、決してそんなことはありません、確かに変色したシミを落とすことは簡単なことではありません。シミによって生地が弱っているようなことがなければ、お着物の色合いなどにもよりますが、現状よりも改善出来る場合がほとんどなのです。
 ではなぜ、多くのお店では直らないと言われて断られてしまうのでしょうか? それは、「古いシミや変色したシミの染み抜き・染色補正は、非常に手間がかかって割に合わないので、断った方が楽だから」です。 経営的に考えれば、手間のかからない仕事を数多く仕上げた方が、売上を簡単に上げることが出来るからでしょう。 私も昔、終うときにしみを見つけられずに黄変色をさせて(大好きなきものでしたので)悔しくていろいろな黄ばみを取り除いてくださるお店を探して、幸いきれいになりました、
 大切なお着物のシミで困っておられるときは、まずはいろんなお店にご相談、腕の良い染色補正師がきっと見つかります。

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